「ブログの書き方には慣れてきたが、読み返すと違和感がある」
「ブログを読んで意味は分かるが、不自然な感じがする」
などと感じたら今一度、初心に帰って書き方のチェックをしましょう。
伝えることにフォーカスした文章術の目的は、
シンプルでわかりやすい文章にすることです。
他の文章術では伝えるために情報を増やして、逆効果になることもあります。
短い文の時は、文頭と文末のねじれの問題は少ないですが、
ブログで長い文になると不自然な書き方になることがあります。
ブログ記事の書き方に慣れて来た時だからこそ、
気持ちよく読んでもらうために文章術で基本を見直しましょう。
ブログ記事で違和感を持たれてしまう書き方
ブログ記事を読み返してみて、意味は分かるが不自然な感じを持ってしまう原因は、
「文頭と文末で意味のねじれが起きる」
「1文で複数の意味にとれる」
この2つです。
「こんな書き方のミスはしないよ!」
と言う声が聞こえてきそうですが、
ブログも長文になってくると、不注意なミスが出がちです。
具体的に文章術の基本的な部分を参考に、ブログのチェックをしてみましょう。
違和感のある不自然な書き方
例えば、ブログでよく使う文で、
“今回この商品を使って気づいたことは、
短期間で不具合が改善されたことに気づきました。”
“この形になった理由は、ユーザーの目線で考えらえています。”
“先週、体験するまでは一度も陶芸をやったことがないんです。
などの書き方をしたことがあります。
当時は何の違和感もなかったのですが、今では不自然と感じます。
自然な書き方の例は、
“今回”この商品を使って気づいたことは、
短期間で不具合が改善されたことです。“
“この形になった理由は、ユーザーの目線で考えられたからです。”
“先週体験するまでは、一度も陶芸をやったことがなかったのです。”
細かい修正と思われるかもしれませんが、
ブログ記事は自然な流れの書き方が大事になります。
意図的に係り受けを無視した文章術を承知しているなら問題ないですが、
不注意でねじれた書き方には気を付けて下さい。
二通りの意味が感じられる文とは
ブログの書き方でミスしがちなのが、
1文で複数の意味に感じられてしまうことです。
会話の中なら気にならないことでも、
文章術の基本でチェックすると不自然になるものがあります。
例えば、
“チンパンジーが写真を撮っていたら出てきた。
この文は二通りに読めます。
1「チンパンジーが写真を撮っていた」
2「チンパンジーが出てきた」
チンパンジーにフォーカスした書き方をすると、こんな文になることがあります。
2番の意味で伝えるには、
主語の「チンパンジー」と、
述語の「出てきた」が離れたことが原因です。
「写真を撮っていたら」その時チンパンジーが出てきた。
短い文の時は直ぐ気づきますが、ブログ記事作成中は案外見逃しがちです。
こんな読み返せば訂正できるミスで、ブログの評価を落とさないために、
文章術の基本を使ってチェックしましょう。
伝えるための文章術
伝えるための文章術で大事なことは、文中の言葉と言葉の関係が分かることです。
そのために具体的にチェックすることは、
ブログの記事の場合、読むと言うより見る感覚に近いので、
1文には1つのメッセージにする。
どうしても長くなる時は意味や意見を表した文は別にする。
そして結論や意見を先に書く事、ブログの場合、基本です。
文章術の基本は、主語と述語の係りや受けは極力離さない。
そうすれば、文頭と文末の意味のねじれは防ぐことができます。
文章術で述べられている内容は、文を複雑にすることではありません。
わかりやすくスムーズに読めるのが良い文です。
特にブログの場合は尚更です。
ブログを通じて何かを伝えるためには、
わかりやすい文章を心掛けましょう。
よく、わかりやすい文は稚拙と言う人がいますが、まずは伝える事が大事です。
ちなみに稚拙に感じられるのは、
同じ文末が何度も続くことや同じ助詞を繰り返すことなどがあります。
まとめ
伝えるためのブログ文章術についてお伝えしました。
文章術と聞くと細かい事ばかりで敬遠したい雰囲気ですが、
この書き方を意識する事でブログの文章がわかり易くなります。
文章術は伝えるための基本ルールです。
堅苦しく感じられるかもしれませんが、
慣れる事で居心地が良くなります。
書き方で違和感を持った時は文章術の基本で、
ブログ記事をチェックすることで読みやすい文になります。